ワンランク上のペット葬

すてきな想い出をいつまでも。永遠の安らぎを祈りながら大切なペットのご葬儀・火葬を心を込めて執り行います。

思い出文集

むっくとの出会いと別れ

柳田愛子様

2002年4月16日むっくとの出会い。
シーズー犬推定四~六歳。首輪もリードもつけたまま警察に保護されていました。
保健所にも、飼い主からの申し出はありませんでした。おとなしく、吠えることもしませんでした。

ものすごいノミと皮膚病にもなっていました。
皮膚は赤くただれ、痒がりました。
そんな状態でもしっぽを振り、お愛想をする姿を見て思わず、目が熱くなりました。

むっくと名付けて、動物病院へ行きました。
副腎皮質ホルモン剤、抗生物質、痒み止めが出ました。
ノミに噛まれて引っかき、それが化膿していました。痒いので、床に体をこすりつけ転げました。

ずっと外での生活だったようでフィラリアに感染していました。
少しの感染ならば、それ以上増やさないように様子をみますが、すでに大量に感染している為、手術をしなければ、今年の薬は飲めないとのことでした。

ため息と、怒りとを抱きながら、道すがら、何もわからず、首をかしげて、私を見るむっくがあまりにも不憫で、赤くただれた皮膚をなでました。

つぶらな瞳がいじらしく、頭をなでる・・・
可愛い・・・

トコトコ歩く姿が一層いとおしい・・・
あのまま、保健所へ行っていたら、今はもうこの世にいないはず。

初めてトリミングして下さったトリマーさんは、むっくがあまりにおとなしく素直なので、大ファンになってくれました。
いままでの環境を伝えると涙ぐんでくれました。

小さな命、たったひとつの命、たとえ動物でもかけがいのない命、大切に思います。
見上げれば、青空、遠くに電車の音、八重桜が満開、風が私達を優しく包み、むっくとの時間が、穏やかに流れていきます・・・。

この世に生を受け、飼う人によって犬もいろいろな形での過ごし方がありますね。
むっくが、手術によってもう少し生かされる寿命ならば受け入れてあげよう・・・。
パンジーの花びらは、雫で重たげ。金木犀の柔らかい新芽が、むっくとの出会いの季節となりました。

この出会いから十年が過ぎました。
2012年5月5日は、お客様があり忙しくしていましたが、むっくはおとなしくいつもの生活でした。
5月7日夕方から呼吸が少し荒くなり、八日は病院へ行きました。
肺に水が溜まっているということなので利尿剤を飲ませました。
9日、日中はいつものように過ごしていましたが夕方から息が荒くなり、21時に苦しむことなく、一番の仲良しだったシーズーのラブの所へと駆け足で虹の架け橋へと渡って行きました。

同じく飼い主に見放されて我が家にやって来たラブは、2012年4月17日に天に召されたばかりでした。
我が家にやって来て、数回しか吠えることのなかったむっくは、いつも穏やかで優しい男の子でした。
むっくとの楽しい思い出は、かけがえのないものとなりました。
一度も困らせることがなかった可愛いむっくとの日々。
ラブとの微笑みのツーショット姿は、たくさんの写真に残されて、私の宝物となりました。

目次へ戻る。